Riccia in TOKYO

Dreaming Mom ;-) in TOKYO

Les Vêpres Siciliennes オペラ@Royal Opera House in London

息子と過ごすハーフターム(秋休みみたいな2週間の休み)の一番の楽しみだったオペラに行ってきました。大オペラファンの息子。今日も解説をインターバルごとにいれてくれて本当に理解を深める事ができました。

インターバル入れて4時間の長編オペラ、Les vêpres siciliennes。パリのオペラ座を湧かせた、ベルディの作品です。

Guardianでも評価されている、ノルウェイ人の監督、そして、奇抜な舞台。見応えのある13世紀のシリチアが舞台のオペラでした。Montfort役のMichael VolleさんとHenri役のBryan Hymelさんの素晴らしい歌。そして、オペラなら必須でしょう、「insecureな女性」の心を歌うHelene役のLianna Haroutounianの歌は、人間性を強く語る物語の肝だったと思いますが、大コーラス、素晴らしい舞台設定。感動がまだ続いています。

時代を超えても理解できる人間ならでは苦悩が芸術となって心に飛び込んでくる。生きるって・・・。生き抜くって・・・。ほんとうにたいへんだな。

でも、「生きる事、それ自体、一人一人の芸術を描いている作業なのだ」、と思わず幸せとは言えない、 かなしい人生を背負う登場人物ひとりひとりにempathy感ぜずにはいられない、そんな余韻が心を占拠しています・・・。

 

f:id:Rosegarden:20131101174425j:plain

インターバルはシャンパンとここだけで飲めるというので息子が大好きなクランベリーレモネード。残したボトルをいすの下においてきちゃったと、がっかりしていました。

f:id:Rosegarden:20131101192825j:plain

猛烈に寂しくなる帰国前

3年英国で生活をすると

わたしはどちらが生活の基本にあるのか

時々分からなくなってしまう。

夫は、日本。

息子は、英国。

わたしは、

 

日本人。

 

10日間の帰国。

手術のためだけど

なんだか帰国するたびに

日本への重力をかんじる。

 

うちなる愛国心っていうのかな。

 

Jack'O Lantern

英国は米国ほどハロウィンは盛り上がらないけど

それでも、子供たちは好きなんだよね。

で、近所のやおやさんでもカボチャは買いやすくって

買ってきました^^

 

f:id:Rosegarden:20131030204645j:plain

 

何年ぶりかな。

息子と作成。

 

f:id:Rosegarden:20131030210106j:plain

f:id:Rosegarden:20131030214111j:plain

 

f:id:Rosegarden:20131030214300j:plain

 

怖くないのができたね、って喜んでいました^^

 

France系カフェ^^@Warwick Avenue

息子のカットに付き合ってきました。

もう自分でなりたいヘアスタイルをオーダーできるようになった。

ま、ふつうてきには、当たり前かもしれないけど

息子的には、よく成長したなあ・・・。なんて親ばかで。

わたしは、Dog's Songsをゆっくり読み。

(今、NYTimesランキングでベストセラーなの^^)

f:id:Rosegarden:20131030101109j:plain

 

そのあとは、フランス人の経営するカフェでブランチ。

f:id:Rosegarden:20131030110048j:plain

 

なんか、ゆったりとできた午前中でした。

平和いいね。

Royal Air Force Museum in London

今日はairplanesを見たいという息子と家から車で30分の

Royal Air Force Museumに行ってきた。

名の通り、歴代のエアフォースの大展示ほか、

米国やドイツの軍用機、またガイドツアーもあってなかなか身のある時間を過ごせる。

f:id:Rosegarden:20131029120218j:plain

息子は、ガイドブックをさらっとみて、

飛行機のデザインに見ほれる。

なんと言っても最近、CADで車を設計している彼。

次は、飛行機のエンジンを研究したいらしい。

多くのエンジンが英国のロールスロイス。

驚いたわ〜。当たり前なんだろうけれどね。

 

ハーフタームの特別企画の一つ目が航空機の模写。

f:id:Rosegarden:20131029125339j:plain

さらには、ガイドツアー。

参加者はほとんどいないおかげで、じっくり第二次世界大戦使用の

英米の軍用機のシークレットを聴いて来た。

息子もずいぶん質問をしたり、質問に答えたり

頑張っていたっ!

 

第二次大戦の使用機やその説明は主に、

対日というのではなく、対独の戦略と、軍機デザインの発達についてのレクチャー。

ドイツ機の変遷までも詳しい説明に、明らかにそれは戦争のためなのに

すっかり「戦闘機」に見惚れてしまった。

f:id:Rosegarden:20131029134754j:plain

 

世界平和のための「戦闘機・・・。」っていうのも

よくわからないけれど、

こっちじゃ、当たり前の認識。

戦闘機は「いいもん」のためにある。

戦争がテクノロジーを最大限に引き上げる。

そんなん、全然賛成したくないけど

かっこいい戦闘機に心を奪われちゃったのは事実だわ^^;

f:id:Rosegarden:20131029141632j:plain

 

 

家にある数少ない日本の本をふともう一度、読む。
お友達が送ってくれた本。

「チーム」堂場瞬一
箱根駅伝を題材にしてる。

人には一生消えない景色がある。
私にも、レースの経験があり
200, 400mリレー(競泳)が大好きだった。
息つぎのたびに見える、応援幕が脳裏に焼き付いている。

人のためになにかを遂げたい、という気持ちが
自分の可能性を広げる、あの経験。

家族のため、子供のため、友人のため、
大切なもののため、未来のため。
未来の子供たちのため。

いろいろなものに連動して起こる感情。
ひとりで生きているんじゃないなあ、となんだか
あらためて感じる一日。

秋から冬へ・・・

 

 

目の前で、少年を襲う、少年のひったくりや

目の前でATMからお金を引き出すおじいさんが襲われて

お金を持ち去られて、行員に追いかけられ

走ってゆく少年たちをみていると

いったい、私はどんな国いるのかと

ふと思ってしまう。

真っ昼間だろうが

夕方だろうか、かまわず起きる。

私が遭遇した二件の事故はノッティングヒルの駅前。

去年、同じ時期、人のいるバス停で襲われ、

iPhone5をひったくられたときも

4時だった。

腰が抜けてしまう。

 

いい人も悪い人も

教育のある人もない人も

みんな暮らして生きているのが英国。

 

日本と全然違う。

4年目の英国もやっぱり、慣れたように思えないでいる。

 

そうはいっても、息子とこうして、お茶する時間は

格別だけれどね。

 

f:id:Rosegarden:20131023095206j:plain

 

お誕生日

息子11歳になった。ってことはともに11年。

日本で7年。

英国で、3年。


生意気になったと思っていたけど
そうでもなく、彼の足で嵐みたいな日々を
しっかり歩いてきた結果、
本当につよい人間に向かっているようにみえる。
多くの人が彼を支えてくださった。
出会いと良心に心から感謝したい。

Dickensの描く人々から学び、
CADで車の設計に興じている。
・・・それにしてもひどく高い値段のソフトだったけど・・・。

プレゼントはずっとLEGOだったけど
初めてLEGOのない誕生日になる。

そして、私の方は、11年息子のお母さんやったけど
これまでも、これからも、「超」親ばかです^^;;

怒鳴られても
怒られても
どんなに厳しくされても
こんなにいい先生はいないから
僕は「ここで」頑張りたいって言う。

人生は本当に厳しいね。
Violinistになる、という彼の夢がかないますように。