日記再開
ロンドンから帰国して
2014年も本調子ではなく
でも、なんとか。
2015年は気持ち新たに。
リセット^^
Les Vêpres Siciliennes オペラ@Royal Opera House in London
息子と過ごすハーフターム(秋休みみたいな2週間の休み)の一番の楽しみだったオペラに行ってきました。大オペラファンの息子。今日も解説をインターバルごとにいれてくれて本当に理解を深める事ができました。
インターバル入れて4時間の長編オペラ、Les vêpres siciliennes。パリのオペラ座を湧かせた、ベルディの作品です。
Guardianでも評価されている、ノルウェイ人の監督、そして、奇抜な舞台。見応えのある13世紀のシリチアが舞台のオペラでした。Montfort役のMichael VolleさんとHenri役のBryan Hymelさんの素晴らしい歌。そして、オペラなら必須でしょう、「insecureな女性」の心を歌うHelene役のLianna Haroutounianの歌は、人間性を強く語る物語の肝だったと思いますが、大コーラス、素晴らしい舞台設定。感動がまだ続いています。
時代を超えても理解できる人間ならではの苦悩が芸術となって心に飛び込んでくる。生きるって・・・。生き抜くって・・・。ほんとうにたいへんだな。
でも、「生きる事、それ自体、一人一人の芸術を描いている作業なのだ」、と思わず幸せとは言えない、 かなしい人生を背負う登場人物ひとりひとりにempathy感ぜずにはいられない、そんな余韻が心を占拠しています・・・。
インターバルはシャンパンとここだけで飲めるというので息子が大好きなクランベリーレモネード。残したボトルをいすの下においてきちゃったと、がっかりしていました。
芸術のハロウィン?
コスプレ好きの母・・・
コスプレ嫌いの息子・・・
トリックオアトリートって練り歩けないので
仕方ないので芸術ハロウィン当日は
おっきい息子も参加して
ふたつめのジャコランタン
猛烈に寂しくなる帰国前
3年英国で生活をすると
わたしはどちらが生活の基本にあるのか
時々分からなくなってしまう。
夫は、日本。
息子は、英国。
わたしは、
日本人。
10日間の帰国。
手術のためだけど
なんだか帰国するたびに
日本への重力をかんじる。
うちなる愛国心っていうのかな。
Jack'O Lantern
英国は米国ほどハロウィンは盛り上がらないけど
それでも、子供たちは好きなんだよね。
で、近所のやおやさんでもカボチャは買いやすくって
買ってきました^^
何年ぶりかな。
息子と作成。
怖くないのができたね、って喜んでいました^^
France系カフェ^^@Warwick Avenue
息子のカットに付き合ってきました。
もう自分でなりたいヘアスタイルをオーダーできるようになった。
ま、ふつうてきには、当たり前かもしれないけど
息子的には、よく成長したなあ・・・。なんて親ばかで。
わたしは、Dog's Songsをゆっくり読み。
(今、NYTimesランキングでベストセラーなの^^)
そのあとは、フランス人の経営するカフェでブランチ。
なんか、ゆったりとできた午前中でした。
平和いいね。
Royal Air Force Museum in London
今日はairplanesを見たいという息子と家から車で30分の
Royal Air Force Museumに行ってきた。
名の通り、歴代のエアフォースの大展示ほか、
米国やドイツの軍用機、またガイドツアーもあってなかなか身のある時間を過ごせる。
息子は、ガイドブックをさらっとみて、
飛行機のデザインに見ほれる。
なんと言っても最近、CADで車を設計している彼。
次は、飛行機のエンジンを研究したいらしい。
多くのエンジンが英国のロールスロイス。
驚いたわ〜。当たり前なんだろうけれどね。
ハーフタームの特別企画の一つ目が航空機の模写。
さらには、ガイドツアー。
参加者はほとんどいないおかげで、じっくり第二次世界大戦使用の
英米の軍用機のシークレットを聴いて来た。
息子もずいぶん質問をしたり、質問に答えたり
頑張っていたっ!
第二次大戦の使用機やその説明は主に、
対日というのではなく、対独の戦略と、軍機デザインの発達についてのレクチャー。
ドイツ機の変遷までも詳しい説明に、明らかにそれは戦争のためなのに
すっかり「戦闘機」に見惚れてしまった。
世界平和のための「戦闘機・・・。」っていうのも
よくわからないけれど、
こっちじゃ、当たり前の認識。
戦闘機は「いいもん」のためにある。
戦争がテクノロジーを最大限に引き上げる。
そんなん、全然賛成したくないけど
かっこいい戦闘機に心を奪われちゃったのは事実だわ^^;
秋から冬へ・・・
目の前で、少年を襲う、少年のひったくりや
目の前でATMからお金を引き出すおじいさんが襲われて
お金を持ち去られて、行員に追いかけられ
走ってゆく少年たちをみていると
いったい、私はどんな国いるのかと
ふと思ってしまう。
真っ昼間だろうが
夕方だろうか、かまわず起きる。
私が遭遇した二件の事故はノッティングヒルの駅前。
去年、同じ時期、人のいるバス停で襲われ、
iPhone5をひったくられたときも
4時だった。
腰が抜けてしまう。
いい人も悪い人も
教育のある人もない人も
みんな暮らして生きているのが英国。
日本と全然違う。
4年目の英国もやっぱり、慣れたように思えないでいる。
そうはいっても、息子とこうして、お茶する時間は
格別だけれどね。
お誕生日
息子11歳になった。ってことはともに11年。
日本で7年。
英国で、3年。
生意気になったと思っていたけど
そうでもなく、彼の足で嵐みたいな日々を
しっかり歩いてきた結果、
本当につよい人間に向かっているようにみえる。
多くの人が彼を支えてくださった。
出会いと良心に心から感謝したい。
Dickensの描く人々から学び、
CADで車の設計に興じている。
・・・それにしてもひどく高い値段のソフトだったけど・・・。
プレゼントはずっとLEGOだったけど
初めてLEGOのない誕生日になる。
そして、私の方は、11年息子のお母さんやったけど
これまでも、これからも、「超」親ばかです^^;;
怒鳴られても
怒られても
どんなに厳しくされても
こんなにいい先生はいないから
僕は「ここで」頑張りたいって言う。
人生は本当に厳しいね。
Violinistになる、という彼の夢がかないますように。